社会不安障害と仕事について
社交不安障害の方が就職、転職をする時に、どんな仕事がいいの、どういう職場環境がいいのかなど、とても悩むと思います。私自身も転職する際には、「本当に今の仕事を辞めて大丈夫」「新しい仕事でどんなことをさせられるの」「人間関係は良好なの」など、予期不安が怒涛のように押し寄せてきて大変しました。
自分で言うのも何ですが、社交不安障害の人は、真面目で責任感が強い人だと思います。そして、自分のやりたいこと、やるべきことの為には、ある程度人前に立たなければならないと分かっている人だと思います。
そこで、社交不安障害の人が仕事を選択する場合に、どのように考えたら良いか、個々の能力や経験、興味によって異なりますが、私の経験を踏まえて考えてみます。
1.現状の自分に合った職種を選ぶ (事務職、PC入力業務、作業現場、ピッキングなどの裏方)
社交不安障害の人は、人前に出ることや人と接することが苦手なので、人と関わりが少ない仕事を選ぶと良いと思います。しかし、興味のある仕事や本当にやりたい事がある場合には、現状に合ったステップを考えます。
例:塾をしたい場合・・・まずは人前で全く話せない場合には①事務職で労務、経理関係を経験してみます。
→少人数の前でなら話せる状態になった時には、②個別の学習塾などで指導方法を経験します。
→人と関われる自信がついたら、③学童や放課後等デイサービスなどで1対複数で関われる仕事を経験してみます。
→人前での会話などに自信がついてきたら、目標としていた塾などを考えます。
2.労働環境の整った職場を選ぶ (休日が固定、休憩がしっかり取れる、残業がない又は少ない など)
社交不安障害の人は、ストレスに敏感な場合が多いため、職場のストレスを減らすことが大切です。例えば、休憩時間がしっかりとれる職場や、仕事量が適切に調整されている職場などが適しています。そうなると、公務員や社会福祉法人などは、しっかりと労働基準法を遵守されています。また、ある程度の規模の会社についても法令遵守されているでしょう。しかし、場合によっては小さな会社の方が、融通が効くのかも知れません。
面接時に見学や職場体験をさせてもらって、雰囲気を見るのが良いでしょう。
3.コミュニケーションの負担を軽減する (休憩時間は一人で過ごす、飲み会には参加しない など)
社交不安障害の人は、コミュニケーションに苦手意識を持っている場合があります。そのため、コミュニケーションの負担を軽減することが大切です。休憩時間は、特に業務に支障がなければ一人で過ごすことをお勧めします。また、新型コロナの影響で会社で飲み会などは減少してますが、理由を説明して参加しないことも良いでしょう。私の場合には、最初から飲み会は断っていたので、そういう人だと思われて楽でした。
4.サポートを受ける (仕事や業務の配慮、産業医などの面談、カウンセリングを受ける など)
社交不安障害の人は、職場でのストレスや人間関係に悩むことが多いため、サポートを受けられる環境で働くことが大切です。もし、精神保健福祉手帳を所持している場合には、障害者雇用の枠として就労を目指すのも良いでしょう。私は手帳を所持していないので、面接で”社交不安障害”であることを伝えています。それが理由かは分かりませんが、不採用になることも多いです。私は採用後に働くことを考えたら最初で伝える方がプラスだと考えているので伝えています。しかし、自分の症状や状態、経済的な理由を考慮して、事業所に伝えるかどうかは検討しても良いと思います。
以上のようなポイントに参考にしながら、自分に合った仕事を選んで下さい。私自身の含めて社交不安障害を抱えている全ての人が自分に敵した職場や仲間に出会えることを願います。



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